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おざき薬局 壮快館

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ストレスに対する漢方

2017年05月09日

店主の学習・備忘録

春は入学や就職、異動、一人暮らしなどで新しい環境になった方々が多いと思います。1ヵ月も経過すると、気持ちを張りつめていた方も疲れが出てきます。特にこの時期は、不安感、抑うつ感、無気力、不眠、食欲不振などのストレスに関連する症状が出やすくなる時期であり、今回はそのようなお悩みにおすすめの漢方処方をご紹介いたします。
【帰脾湯】 心身が衰弱した場合の不眠、神経症に
帰脾湯は、四君子湯に黄耆を加えて補気作用を強化して、さらに当帰や酸棗仁、
竜眼肉、遠志、木香が配合された漢方薬です。「脾」とは胃腸や消化吸収の働きを指
します。胃腸が弱って「気(エネルギー)」や「血(体の構成要素)」供給が足りな
くなると、十分な栄養が得られず、精神は不安定になり、不眠や動悸などの症状が
現われます。帰脾湯は、心身ともに衰弱した方の精神不安、不眠症、神経症、貧血
などの症状を訴える方におすすめです。

【逍遙散】 不定愁訴のある不眠、神経症に
逍遙散は、柴胡、芍薬、当帰、白朮、茯苓、生姜、甘草、薄荷の8種類の生薬が
配合された漢方薬です。加味逍遙散から牡丹皮、山梔子を除いた構成になります。
逍遙散は、特にイライラしやすかったり、落ち込みやすかったり、悩み、考え込
んで食欲が落ちる、ストレスによる便秘や下痢を伴うなど、情緒が不安定になりや
すい方におすすめです。
【温胆湯】 胃腸衰弱者の不眠、神経症に
温胆湯は二陳湯に竹筎と枳実を配合した漢方薬です。「胆がすわる」「胆を冷やす」
「落胆」など、決断や度胸に関する表現には、「胆」が使われています。漢方では「胆」
の機能が障害されると物事にビクビクして、不安を感じるようになり、驚きやすい、
憂うつ、不安など精神的な症状などが現われると考えます。温胆湯は、特に寝入る
際に色々なことを思い悩んでしまうタイプの不眠におすすめです。
【柴胡疎肝湯】 ストレスによる腹痛、側胸部痛、神経痛に
柴胡疎肝湯は四逆散に川芎、香附子、青皮を配合した漢方薬です。「疎肝」とは、
肝の気を通すという意味があり、肝気鬱結(かんきうっけつ)を治します。肝気鬱
結は、ストレスなどによって気が滞ることを意味し、抑うつやイライラなど感情の
起伏が激しくなります。柴胡疎肝湯は、特に脇の脹痛、腹痛、生理痛などの痛みが
生じた場合におすすめです。

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